読者対象
・光ファイバのモデムがある方
「有線(フレッツ光)のくせにインターネットが遅い!いい加減にしろ!詐欺レベルだぞ!」なんて嘆いたことがありませんか?しかもゴールデンタイム(18:00~0:00の間)がもうラグだらけ。
一回冷静になり対策やら模索した結果、これにも理由があり、対策もあります。(絶対にプロバイダ側は言わないよなっていう対策情報もあります。)
私は、オンラインゲームを主とするゲーマーなのでほぼ毎日嘆いていましたが、とある対策をすることにより改善され、今では快適にゲームをプレイしています。この記事は、インターネットが低速になる理由から改善方法まで、根本的な理由から徹底解説をしています。
皆さんで快速なネット環境にして毎日を快適にしましょう!
※VDSL回線の方は論外です。低速の改善は、ほぼありません。ご了承ください。(VDSLが遅い理由も解説しています。)
まず、インターネットの速さを改善する方法を説明する前に知っておかなければならない知識を解説致します。これは、変なプロバイダの勧誘に引っ掛からない対策にも使えるのでおすすめです。
必要な知識
これは、絶対にプロバイダの口から出ない(説明がないもの)です。変なプロバイダ勧誘サイトとかにも説明がない事項をまとめました。
理論値と実質値
【理論値】設計上の数値。
理論値は、実際に出ません。どんなに頑張っても、この数値は出すことができない数値です。サーバから自分のパソコンまでの間に何個もサーバを仲介させるので、その分遅くなります。この数値は、接続先サーバとパソコンの1対1で測られた数値なので嘘ではないです。
【実質値】実際に使ってみた速度の数値。(人それぞれ数値が違う数値)
実質値は、各ユーザがそれぞれ測ってみた結果が実質値です。この実質値が高ければ高いほど、快適にインターネットを楽しめます。私はこの実質値を上げた結果、快適にインターネットゲームを楽しめています。
この数値は、おそらく出回らない情報の一つで、理論値を宣伝しすぎる(誇張)せいか、プロバイダ勧誘からは絶対解説がないものです。まあ、この数値についてしゃべったら契約とれなさそうだとは思いますが。
今回、この理論値と実質値の2つが主となるので頭に入れといてください。
例えば(ガチ情報)
理論値:100MB/bps | 実質値(最高):20MB↑/bps
実質値(最低):500KB↑↓/bps |
契約回線:VDSL回線(電話線) |
理論値:1GB/bps | 実質値(最高):350MB↑/bps
実質値(最低):120MB↑↓/bps |
契約回線:フレッツ光等(ギカ) |
理論値:2GB/bps | 実質値(最高):700MB↑/bps
実質値(最低):250MB↑↓/bps |
契約回線:ニューロ光
(特殊ルータ) 地域制限有 |
上記の実測値に関する情報は、あくまで平均値です。この平均値以下なら何等かの対策が必要です。対策は下記へ
低速の原因と対策
大半の人(クソアフィエイトサイト)は、まず最初に「自分の機器(パソコン)」やウェブサイトなど外部要因を確認しましょうとか言いますが、これは優先度的に低いです。
これらは、最後の確認項目(最終手段)です。まず初めに確かめなければいけないのが、インターネットの契約内容です。
インターネット契約がVDSL回線
私も一時期無知だったため、契約してしまったのですが(もはやこれしか契約できない状況)この電話線(モジュラケーブル)のみのところは100%「VDSL回線」しか契約できません。
ルータもモジュラケーブルのみ接続できる仕様となっているため、理論値の100MB/bps以上の速度は出ません。毎日クソ遅くてイライラしましたね…ここまでとは…
なので、私は光コンセントのある賃貸を求めて、この賃貸から引っ越ししました。
※画像の写真は前住んでいた賃貸です。
人口が密集しすぎの地域のため(特に都会)
例えば、東京23区や東京に近い千葉県などに住んでいる人であれば、必ずゴールデンタイム(18:00~0:00くらい)の間は、低速に悩まされていると思います。ひどいときには、理論値:1GB/bpsのくせに10MB/bpsしか出なかったりとか。
この現象の理由は、18:00頃に皆さん帰宅し、インターネットを利用し始める時間帯となります。これにより、プロバイダのサーバが混雑します。道路が回線、車が利用者で、低速の原因が交通渋滞というイメージですね。
対策の方法は、プロバイダの契約変更で ” IPv4からIPv6 ” に変更するということです。イメージ的にはIPv4は道が狭く、IPv6は道が広いです。道が広い方が追い抜き走行もできるので断然、早いです。
また、この契約変更はプロバイダが「IPv6」に対応していれば、少額もしくは無料で変更できます。
主なプロバイダー(3キャリア)
ソフトバンク光 |
IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4 |
ギガマンション系の契約なら 無料で変更可 |
ドコモ光 | ドコモnetのIPv6インターネット接続機能 | 無料でできるが 時間がかかる |
au光 | 不要 | ルータ設定から可能 |
私も上記の対策を施した結果、今までは「良くて100MB/bps、悪くて10MB/bps」しか出なかったのですが、理論値1GB/bpsの実測値の平均を上回るほどの速度がでました!これは、おすすめできる対策なので皆さんもやってみましょう!
プロバイダによっては、契約の変更となるケースがあり、変更に時間がかかる場合があります。数時間後に速度を測定するのが実際の速度が分かります。
ソフトバンクの場合は、契約を変更した後にルータの設定をすべてIPv6にする必要があります。(しないと早くならない)
LANケーブルがクソ古い
「おい!どうしてだ!IPv6なのになんか平均値こえないぞ!」と嘆いていることでしょう。私もLANケーブルをケチったことが原因で無駄な調査時間を取られました。
「CAT5 カテゴリー5」の規格を使っている人は下記の規格のLANケーブルに買い替えることによって改善されます。(CAT5 カテゴリー5 … 対応通信速度 100MB/bpsまで)
LANケーブルの規格 | 対応通信速度 |
CAT5 カテゴリー5e | 1GB/bpsまで |
CAT6 カテゴリー6 | 1GB/bpsまで |
CAT7 カテゴリー7 | 10GB/bpsまで |
「CAT5 カテゴリー5e」と「CAT6 カテゴリー6」の違いは、対応する機器(ルータやモデム)がCAT5よりCAT6の方が多いと言った違いです。なので、新しい規格のケーブルを購入したほうが無難でしょう。
私もケーブルの規格を勉強しまして「CAT7 カテゴリー7」を購入して安定速度を実現しています。速度が思ったより上がらないと感じたら、変えてみるのもいいでしょう。
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まとめ
インターネットが遅いというのは、根本的にネット回線が原因です。
無意味にパソコンをいじってみたり、プラウザのキャッシュなどの一時ファイルをクリーンアップすることを促すサイトが多く見受けられます。一時的には有効かもしれませんが、インターネットを長期に運用していくことを考えれば、あまりいい方法ではありません。
本当にインターネットを早く快適にしたいのであれば、「モバイルしか契約してなければ、固定回線を引く」や「モデムがVDSLしか契約できないのであれば、次回引っ越すときに光コンセントがあることを条件にいれる」など、契約の内容から見直した方がいいでしょう。