今年の学園祭も過ぎてしまい少し淋しさが残る中、来年の学園祭に向けて模擬店の戦略をいろいろ考えています。
今回のテーマは「原価」「立地」「宣伝」の三種類で考察した内容をまとめていますので、参考にどうぞ。
原価
どのように抑えるか?
まず、模擬店で何を出すのかを考えなければ行けないですね。
考えるヒントとして、材料費と調理機材のレンタル費と人件費を抑えなくては行けないので「原価と調理が簡単」という方向で行くのがベストです。
原価が高すぎても収益がプラマイゼロ「自己満足」で終わってしまうリスクがありますので、確実に人気があって原価が安いものにしなくてはいけません。
天候や季節も考えながら模擬店に出すものを決めなければ、結局売れなくて損することにもなりかねないのでしっかり考えましょう。
原価が高いもの
- お好み焼き
- たこ焼き
- 焼きそば
- 鶏のから揚げ
- フランクフルト
というような「材料が多いもの」や「材料の価格自体高いもの」です。「焼きそば」に関しては、材料や調理器具をたくさん使うので手間がかかり好ましくないです。
原価が安いもの
- チョコバナナ
- フライドポテト
- チュロス
- 綿あめ
- ポップコーン
というような手間がかからずに量産が可能です。さらに人気な食べ物のため安価(100円~200円程度)で提供ができたら爆発的に売れることでしょう。
季節や天気を無視した模擬店の品は売れない
夏場にやる催しなら「カキ氷」を売ってもいいのですが、秋から冬にかけてやる催しに「カキ氷」はどうでしょうか。
みんな寒くて、「カキ氷」は買いません。
というふうに「季節」や「天気」も味方につけた選定もした方がいいですよね!
効果的な模擬店の立地
立地がなぜ重要かというと、校内の模擬店なので客数や宣伝方法が限られている中で、唯一ダイレクトな宣伝になるのが模擬店に張った大きな看板だからです。
人通りが多いところや密集するところは自然と売り上げも伸びてくるので本当に侮れません。
効果的な場所
- 客が多く通ると思われる通り
- 人が集まりそうな展示団体が密集している校舎付近
- ベンチがたくさんある場所または休憩所
- 校門前
大学であれば「休憩所」付近に最低でも取れれば売れないということはないのでしょう。高校であれば、校門前が意外と穴場です。実際に私の高校の学園祭は校門前で「プロモーション」を垂れ流していたら自然と完売になっていました。
無効な場所
- 客足が少ないところ
- 校舎のほぼ裏手(展示団体が少ないところ)
- そもそも展示団体の人気がない校舎付近
本当に人が通るか通らないかとしっかり把握しておかないと「宣伝活動」を必死にならないと行けなくなるので気を付けましょう。
私の学園祭の場合、人気だった展示団体が外の場合は軽音楽のライブ展示で校舎内の場合はアミューズ系の「ゲーム展示」「絵(CG)の展示」でした。各学校によって人気なスポットは違うと思うので、出来ればしっかりと事前調査をアバウトでもやっておくと「学園祭実行委員会」の模擬店立地争奪戦の戦略にも役立つと思われます。
大学の事前調査として最も有効なのが昼休みに校舎外に出て常に「人通りの多いところ」をチェックしておくことです。というのも「催し事」になるとチェックしたところのどれかが2倍、3倍となる場合があるので穴場が探しやすいと思います。
宣伝活動
代表的な手法として「ポスター」や「看板持って校内周り」があります。コスプレなんかして、気を引く方法もありかもしれませんね。でもそれだけでは「必然的に売れる数」よりも届かないような気がします。
どうすればいいのか?
外来からのお客を取るとするなら
- 学校SNSで模擬店の情報を拡散してもらう
- 学園祭のHPに載せてもらえるか直談判する
代表的な手法に細工をする。
- ポスターに2次元コードを読み取ってもらい、クーポン券などにする方法
- 看板周りで使うものは「キャッチコピーを徹底する」
という感じです。
宣伝方法も多岐に渡るので、上記だけではなく自分の学校に合った方法を見出すのも学園祭を楽しむ醍醐味になりそうですね!
まとめ
- 原価をできるだけ抑えることは、人件費も抑えられる
- 模擬店の立地場所は、宣伝活動に勝る
- 宣伝活動は、自己満足にならないようにする。
- 何より楽しむことが大切。
この四か条ができれば、学校の規模によりますが数万ぐらいの利益は出そうです。ただ、学校の催し事なので、楽しみながらやりましょう。