去年9月に一斉配布された災害ブック「東京防災」。これには、どんな災害・脅威に対して身を守るために必要最低限の知識が全て記されています。この防災ブックを読む読まないの差は、大きく違うと私が全部読んでみて深く感じました。
防災ブック「東京防災」の想定状況範囲
主にこんな感じの(ガチさが伝わる)想定範囲です。
・ 首都直下地震またはトラフ南海地震の津波
・ 火山の噴火や土砂崩れなどの災害
・ 未確認病原菌のパンデミック
・ テロ・戦時
こんな感じでありとあらゆる状況・脅威を想定していて、実際に起こったときはどうしたらいいのかが詳細に記してあります。
地震や主に被害が出ている災害のみと思って読んでみましたが「パンデミック」「テロ・戦時」といった人為的な脅威のことまで書いてあるので、この災害ブックにかける都政の災害対策チームの本気度が伝わってきますね…。
主な内容
・ 大震災シュミレーション(首都直下地震の想定)
震災発生時に身を守る方法から安全な避難の方法、復興に向けての取り組みまでシュミレーション。様々な場所で大震災が起こった場合の身の守り方や2次災害の防ぎ方が主に載っています。想定されるケースが「自宅・繁華街・ビル内・学校・駅・電車・車(道路)・店内」など短く完結的にかいてあります。
更に「災害時の危険な行動」もしっかりと書かれているので、何が危険で何をすれば助かるのかが分かりやすく書いてあり安心です。
・ 災害に対する備え「災害アクション」
優先するべき備蓄品の項目から小額から始められる効果的な備蓄循環をする習慣、室内・室外の二次災害への脅威想定、家族内でスムーズに避難行動に移せる体制を作るコミュニケーションなど。
一般に「備蓄は1週間分」と言われていますが、それは普通の家庭ではなかなか難しい場合があります。そんな家庭でも効率的に備蓄ができるサイクルを構築する項目もあったので、大変参考になりました。他にも揃えておきたい備蓄リストも記述してあります。
・ 地震以外の災害と対策方法
竜巻、大雪、津波、テロ・戦時など優先的にとるべき行動または対策。大雨から人的脅威までの身を守る方法や推奨行動が載っています。
・ サバイバル術「もしもマニュアル」
避難後、避難所へ行けないときの必要最低限の生活ができる「サバイバル術」や「応急処置」がスムーズにできるイラスト付きのマニュアル。災害用伝言板またはダイヤルの使い方など他。
止血、骨折、心肺停止の応急措置や簡易コンロなどの便利品を周りにある物から作る方法が乗っております。
・ 知っておきたい(知るべき)災害知識
主な災害の基礎情報、過去に起こった災害の被害情報、被災したときの支援制度などと普段インターネットでしか見られない情報がコンパクトにこの災害ブックに記されている。なので、情報が無くて手が打てないという最大のピンチが無くなるかも知れないですね。
都心の災害時に厄介な危険地帯と認定された場所は交通規制が引かれてます。その引かれる範囲や都内の危険度(首都直下の場合)を示してある地図が載っています。他にも公的に決められた公共マークなど確認しておくべきことが記述してあります。
付属で付いてる防災マップ
この画像にある、マップは各地に定められた避難場所が記してあります。被災後は自分の住む場所から近い避難所へ行く地図となります。
※ 県外からこの「東京防災ブック」を買われる際は、この付属物がない場合があります。
まとめ
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どうでしたか?
防災ブック「東京防災」は、災害などを研究している専門家たち監修のもと構成されています。なので、あなたもこの災害ブックを読めば最低限自分の身は取りあえず守れる知識を得ることができるかも知れません。
私がこの「東京防災ブック」に載っているもので大変参考になったもの
・ 震災などの災害にどう対処したらいいのか。
・ 避難時に大怪我をしてしまったときの応急処置。
・ その場にある物で便利なものを作る方法。
ACTIONシールの呼びかけ
ちなみにこのステッカーも付属されています。もし、熟読したのであれば玄関や郵便ポストに張っておきましょう。
周りに対策への重要性について促すことにつながります。