人間の意識が仮想空間へダイブできるのか?技術的に考えてみた。

IBMが協力したSAOのアルファーテスターのイベントが終わりましたね。私も本当に行きたかったのですが、ものの見事に当選できなかったのが悔しいです。アルファーテスターということで、現代の技術でどれだけ空想の世界を再現できるのか大変興味があった分、残念でした。

アルファーテスターで行われた内容は、ヘッドマウントディスプレイを使い、サーバー内に構築した仮想空間でアクションする。平たく言えば、肉眼・覚醒状態でやるという感じです。

しかし、イベントの他報告を見るとサーバの管理画面(UI)が綺麗であったり、IBMのコグニティブコンピューティングの技術を使って自分のサイズを入力して仮想空間で作られた自分のアバターにアップロードするという他のゲームにはないものがありました。

今回は、現在進んでいる基礎研究・技術と今後の発展状況を加味しつつ「仮想空間にダイブできるのか?」をIT技術開発を志す学生がまとめた見解です。

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ソードアートオンラインとは?

「Sword Art Online」(SAO)というのは、空想上のゲームでソードアートオンラインの英頭文字を単語ずつ取ったオンラインゲームの略称です。

脳へ干渉するデバイス(ナーヴギア)を使い、サーバー内(仮想空間)に構築した世界へ実際にアクションを体験できるゲームです。所謂、バーチャルリアリティ、第二の記憶、現実世界とは別のところで体験した物事。

現実世界と同じ感覚・要領で、MMORPGができる世界を描写したライトノベルです。また、ソードアートオンラインは「IBM社」に続き、他有力研究者、技術開発を志す学生の目標の一つとして掲げられている作品です。

我が国・日本の国家機関である「IPA(情報処理推進機構)」「経済産業省」が「サイバーセキュリティの重要性」を宣伝するためにSAOとタイアップ企画をしたことでも有名ですよね。実際に、作中に出てくる主人公「桐ケ谷和人」は「セキュリティ」の知識に長けているとか。

仮想空間を構築するシステムの可能性

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デバイス関連

仮想空間と自分の意識を常にリンクする技術以前に脳と五感を繋ぐ技術自体、まだ基礎研究の段階であります。現代の技術は、まだ基礎の段階ということもあり、まだまだ実現には時間がかかりそうです。SAOの他にも「攻殻機動隊」「ゼーガペイン」とか挙げられますが、どうやったら意識体をデータ化できるんですかね…。ましてや、アニメでは一部を除いて「常に実物の脳と仮想空間がリンクしている状態」ですから、参考にできる文献とかが無い状態です。脳に不接触でかつ人間が誰でも見る「夢」と「記憶」の同期、睡眠状態で確実に読み込みと書き込みができる脳波の解明と難問が次々とあります。現在この世界で、行われている脳の研究は「侵襲タイプ」であり、脳に直接、電極を埋め込んで電気信号を流す方法で、脳内全域にアクセスするという大変危険な研究です。これは、原始的すぎるので不接触で脳波を読み取るまで至らないことが分かります。このような不接触でかつ脳波を読み取るという先進的な解明が無い限り、アニメのようなデバイスは無理に近いように思えます。ただ脳波の解明ができた後の技術革新の加速は、驚くほど速いと思います。これは、紛れもない事実です。

現在、明るみに出ている技術・研究を紹介したいと思います。今回の記事は、脳内とサーバをリンクする仮想ダイブに関する可能性でありますが、明るみに出てきた研究は、まったく違う趣旨です。人間の意識を取り出して、サーバ内で永遠に暮らすという技術です。私自身、そっちか!!と思いましたが、あえて言いますけど必ず「派生研究」が出てきて、SAOの研究につながる何かが出てきそうではあります。研究も進んできて実現性も出てきましたが、運用面はどうするのかと言ったメンテナンスも見据えたビジョンも気になるところです。みんながみんな、サーバの中に入ったらデバイスの外が壊れたとき誰が直すのか。また、直すために「自分の意識が入るロボット」が壊れてたらどうするのかと問題が山積みにも思えます。

ネットワーク関連

仮想空間が設置されたサーバーから自分の自宅までの経路をどれだけ損失なく高速でやり取りができるかが、とてつもなく大切になってきます。人間の意識をサーバーにアクセスをさせるので、ラグがあると現実世界でいう「急に転ぶ」「意識が飛ぶ」と似たようなことが発生してしまいます。

サーバーは受け取ったデータを正確に裁き、サーバへの伝達経路は仲介(障害物)を無くしてクリーンにし、データの損失(欠損)を極力無くすことが実装に向けての道だと思われます。

いかにも、簡単そうと思われますが人間の意識がどれだけの間隔・容量でデータを送信したら向こうの世界で途切れなく行動できるかが不明なので、仮定で述べます。

サーバー

現在の最新技術の記憶装置では、SSDが書き込み・読み込みともに一番早いのです。今後もこの技術の進歩により、書き込み読み込み速度・寿命の向上によって、ゲームサーバー内はSSD一択になることでしょう。

SSDがいい理由として、ナーヴギアのようなデバイスがサーバにアクセスするとします。もう一人が、同じサーバにアクセスしたら同サーバで対面という形になります。そのとき、物理型のHDDだとシークがある分、ラグが起きるので出来る限りラグが起きない半導体ドライブが良いのです。

SSDとは、物理的な動きをする内部が円盤のHDDとは違い、回路に着けられた記憶チップで中で動きがないです。この技術が使われ始めてまだ数年しか経ってないので、安定性に乏しく、寿命がHDDよりも短いです。

サーバ内のOSは、データを正しく早く処理をするために仮想エージェント(AIに似たもの)が置かれる可能性があります。なぜなら恐らく、大量で膨大な(脳から送られてくる入力)データを順次処理が裁き切れると到底思えません。何万人ともなる、膨大な身体データおよび何万GBになるかわからない詳細な意識・行動データをサーバー内または、スーパーコンピューター(汎用型メインフレーム)の並列処理でも難しいと思われます。

実際に、AIを置くことであらゆるデータの規則性や手順を学習(機械学習)することで類似した事象などを自分で把握し、何万人となるデータも同時に処理や一人ひとりのバイタルデータの特徴を学習することが可能で、その学習を元に動作予測もできそうですね。仮想空間の動作や保守などのメンテナンスに大きく貢献できるでしょう。

アクセス経路

現在、最速とよばれるインターネット回線「Nuro光」で、理論値が2Gbpsです。これは、中継する繋ぎを極力無くした専用回線で実装できています。

理論値というのは、技術的可能な数値であります。要するに、パソコンからパソコンなら2Gbps出るということで、実際はプロバイダーのサーバを仲介しているため、約:理論値/2が実際に出る速度の数値です。

「1Gbpsなら400MBbps~500BMbps」「2Gbpsなら700MBbps~850MBbps」というような感じです。

まだ、このインターネットの回線はモバイルの「5G」に続いて技術の進歩途中であり、より新しい通信規格が生まれたり発達したりするので、各プロバイダーや回線業者のサービス状況などを常に把握することが大切ですね!

基本としては、高速で損失が少ない安定した「光通信」で、「ADSL」「VBSL」「CATV」というような回線は、同軸もしくは電話線なので速度は遅い、データの損失が多くオンラインゲームには向きません。

結局、総合的に考えて実現できるの?

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私は、皆さんが希望を捨てないで技術革新への研究を怠らなければ可能だと思います。現に、前項の技術は2045年に実用化を目指しているみたいですから、2045年前後には出来る可能性があります。

・セオリー面

脳科学の解明

・バイタル面

身体異常が発生した時のエマージェンシー

・システム面

サーバと汎用メインフレームとAIソフトウェアの構築

・デバイス面

最適なサーバとユーザデバイスの開発

・インフラ面

サービスプロバイダのデータ送信の質の向上と意識データの送受信時に干渉受けないプロトコルの開発。

※ 干渉 … 盗聴やクラッキングなど、悪意ある干渉のこと

・メンテナンス面

高度なサーバと汎用メインフレームのメンテナンス

SAOの技術は、上記のような様々な分野が重なって構成されて、実現してるものなので一人ひとりができることから取り組めばいけると思います。

まとめ

どうでしたか?

SAOの実現へと向かう道は、まだ整備段階を踏める状態ではありませんが「夢」はあります。その夢は、いつの日か技術革新に必要な原動力となります。

まず、私たちがSAOの技術を実現へと目指すには、疑問を解決するロジックが確立したら「試作品」へ。試作品が完成したら「安定化」へと進みます。なので私たちは、その脳科学の進歩を見守ることがSAOの実現の糧となることでしょう。

ちなみに、私はこれから「人工知能(AIソフトウェア)」の研究を始めます。皆さんも出来ることから始めましょう!

アルファーの次はベータ、後何年くらいになるのか気の長く話ですが、楽しみですね!

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運営者・筆者
 

運営者(兼)筆者 : そるてぃ・らいん

情報系の学生で、平成生まれのアニメ・ゲーム・パソコンヲタク。 所謂ネトゲーマー。

三度の飯よりミルクティーが好き。安いものを見たら相応かそれ以上か確かめたくなる心情。